物を大切にする気持ち
下の子が道場から借りている胴が壊れました。以前市内にあった別の道場が閉じる時に譲り受けたもので、かなり年季が入った胴です。上下が二つ折りになってしまうので、修理は不可能、買換えたほうが良いと言われましたが、道場の主である奥田一馬先生に相談したところ、「まかせなさい」と言われ、先生自らが裏に皮を張って修理をされました。表から見ると、壊れていたなんて全くわからない程立派な仕上がりです。「剣道の道具は高いので、こうやって修理して、長い間大切に使うんだよ。」と一馬先生は言われます。
最近は、おもちゃや電化製品など、修理するより、買換えた方が安いと言われ、子供たちも壊れるとすぐに、新しいものを買いたがります。物を大切に使うという気持ちが薄くなっているように思います。もちろん、どうしても修理できず、買換えなければならない防具もありますが、これまで大切に受け継がれてきた道具を、いま剣道を習っている子供たちにも大切に使ってもらい、次の子供たちに受け継いでいければと思います。
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